- ダニが体に住み着く病気「疥癬」(かいせん)とは
- 「疥癬」(かいせん)の症状
- ヒゼンダニが住み着く前にとるべき対策
みなさん、ダニが体に住み着く「疥癬」(かいせん)という病気をご存知ですか。
近年、病院や高齢者施設での集団発生が相次ぎ問題となっている病気です。
「疥癬ってどんな病気?」
「症状や対策はどうしたらいいの??」
…と悩んでいませんか?
ダニ捕り息子
ダニ捕り息子
ダニ捕りの母
この記事では、
「疥癬」の病気、症状その対策についてお伝えしていきます。
この記事を読めば、疥癬を未然に防ぐことができるようになりますよ!
疥癬についてあまり知らない人はぜひ読み進めてくださいね。
ダニが体に住み着く病気って何?
ダニ捕りの母
ここでは主に
- 疥癬という皮膚感染症の可能性あり
- ヒゼンダニという外部寄生虫によるもの
- ダニ刺されとは違って感染症対策が必要
を説明していきます。
3つの項目を読んだ上で、疥癬とはどのような病気かしっかりと理解していきましょう。
また、本サイトでは疥癬以外にもダニ刺されに困っている方向けに下記のような記事をご用意しています。
ダニ刺されに効く最強の薬を知りたい方はこちら!

疥癬という皮膚感染症の可能性あり
疥癬とはヒゼンダニという非常に小さなダニがヒトの皮膚に寄生して起こる皮膚の病気です。
また、疥癬はヒトからヒトへと移る皮膚感染症。
そのため、単なる皮膚病ではないことは知っておきましょう。
具体的な症状として、赤いブツブツや強いかゆみが顔や頭以外にではじめた場合は疥癬の可能性がかなり強いです!
ダニ捕り息子
ダニ捕りの母
ダニ捕りの母
ヒゼンダニという外部寄生虫によるもの
疥癬とはヒゼンダニがヒトの皮膚に寄生することにより起こる皮膚感染症です。
ヒゼンダニのサイズは
- オス:0.2mm×0.15mm
- メス:0.4mm×0.3mm
と非常に小さいダニのため皮膚に付着しているかどうかはまず確認できません。
卵は3~4日でかえり、そのライフサイクルは10~14日間です。
ヒゼンダニが交尾をした後、手首や手のひら、指の間、肘、わきの下、足首や足の裏、外陰部などに横穴を掘り、卵を産みつけます。
また、スキンシップを行うことで、ヒゼンダニはヒトからヒトへと感染していきます。
ダニ捕り息子
ダニ刺されとは違って感染症対策が必要
疥癬は長い時間、感染している肌や手を直接触れることによって感染します。
それ以外にも、寝具や衣類に触れることで感染するケースがあり、疥癬はダニ刺されと違い感染症なためしっかりとした感染症対策が必要となってきます。
しかし、潜伏期間が4~5日ほどあり症状が出ない間にヒトからヒトへと移してしまう可能性もあるので注意が必要です!
ダニ捕りの母
ダニが体に住み着くことで発生する疥癬の症状
ダニ捕りの母
ダニ捕りの母
ここからは
- 通常疥癬と角型疥癬について
- 約1ヶ月間の激しい痒み
- 初期段階から悪化するまで
- 早期治療のが大切
この4つを深掘りして説明していきます。
また、すでに疥癬以外でダニに困ってる方は下記の記事が参考になると思います。
それって顔ダニかもしれませんよ!

通常疥癬と角化型疥癬の2つがある
ダニ捕りの母
ダニ捕りの母
- ヒゼンダニの量は少ない
- 長い時間接触することで感染
- 潜伏期間は1ヶ月〜2ヶ月ほど
- ヒゼンダニの量が多い
- 短い時間接触で感染
- 潜伏期間は4日〜5日ほど
- 剥がれ落ちたかさぶたにもダニが含まれている
角化型疥癬は非常に感染力が強いので、角化型疥癬になる前に早期発見することが重要です。
また、角化型疥癬の患者から感染すると通常疥癬よりも早い段階で症状が悪化していきます。
約1ヶ月間の激しい痒み
ダニ捕りの母
疥癬にかかると、特に夜中の激しい痒みに悩まされるでしょう。
潜伏期間が過ぎると、ダニの増殖により抜け殻や糞にアレルギー反応を起こし痒みとなります。
そこから約1ヶ月激しい痒みと付き合っていかないといけません。
ダニ捕りの母
現在、疥癬以外でダニの症状に悩んでいる方は下記の記事が参考になりますよ。
ダニによる湿疹にお悩みの方はこちら!

初期は数カ所だが段々広がっていく
疥癬の初期段階は皮膚の数カ所に赤いブツブツができます。
そこから、潜伏期間の1ヶ月〜2ヶ月が過ぎるとヒゼンダニが増殖し症状が悪化。
潜伏期間が過ぎてしまうと激しい痒みや顔・頭を除く全身に症状が出始めます。
ダニ捕りの母
疥癬の検査や治療は早めに行くこと
ダニ捕りの母
ダニ捕りの母
- 飲み薬や塗り薬での治療
- かゆみ止めの薬
- 肌と肌の接触をなるべく避ける
- 接触した場合は手をしっかり洗う
- 飲み薬や塗り薬での治療
- かゆみ止めの薬
- 個室管理を行う
- トイレ・ベットの掃除をしっかりと行う
- 室内消毒を行う
疥癬の感染拡大を防ぐためには早期発見が最も大切となってきます。
もし、患者さんが見つかった場合は無症状であっても家族や同じ場所に住んでた方は検査をしましょう。
ヒゼンダニが体に住み着く前に取るべき対策
ダニ捕り息子
ダニ捕りの母
ダニ捕りの母
ヒゼンダニの対策として
- 家族内感染に気をつける
- 部屋着や寝間着を定期的に変える
- 肌が触れないようにする
上記の3点を紹介します。
また、本サイトではダニを生息させない環境づくりをしたい方にオススメな記事もご用意しています。
ダニ退治のグッズがきになる方はこちら!

疥癬はうつる!家族内感染に気をつける
ダニ捕りの母
疥癬は一人の疥癬患者がいると集団感染を起こしやすい感染症です。
しかし、各自で疥癬かどうかの判断をするのは非常に難しいと思います。
皮膚に、湿疹やかゆみが出た場合は早い段階で病院で治療してもらいましょう。
また、通常疥癬だった場合は接触を避けるだけで集団感染のリスクはかなり抑えられます。
角型疥癬になるとトイレ、剥がれ落ちたかさぶたからも感染するので自宅隔離、清掃が必要となってきます。
ダニ捕りの母
家族内感染を防ぐ上で衣類に付着したダニの対応も重要となってきます。
下記のリンクではどのようにしてダニを死滅させるのか具体的に説明しています。
ダニを完全に死滅させる方法とは?

部屋着や寝間着を定期的に変える
ダニ捕りの母
ダニ捕りの母
疥癬を防ぐためにも同じ服を繰り返し着ることには注意しましょう。
疥癬患者がいる場合は、衣類を定期的に変えるだけげなくこまめな洗濯も重要になってきます。
ヒゼンダニは50℃以上の環境に10分間置いておくと死滅することがわかっています。
そのため、洗濯をする際は50℃以上のお湯に10分間浸けた後に洗濯を行いましょう。
肌が触れないようにする
ダニ捕りの母
ダニ捕り息子
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疥癬の拡大を防ぐ上で患者との肌接触を防ぐことはかなり重要になってきます。
そのため、家族や知人に疥癬らしき症状が出ていた場合は、早い段階で病院へ行くことをすすめましょう。
ダニが体に住み着いたら疥癬になってしまう!早めの対策を
ダニ捕り息子
ダニ捕りの母
ダニ捕りの母
- 疥癬は感染力の強い皮膚感染症
- 感染と疑われる場合は早い段階で病院での治療がオススメ
- 集団感染を防ぐためにも、しっかりとした対策をおこなう
上記でも説明した通り、疥癬と疑われる症状が出た場合放置するのではなく必ず病院に行きましょう。
適切な行動をとり、適切な治療を受ければ感染拡大の予防になります!